八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

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最終更新日:2006年9月26日

(平成18年9月25日)

 本日は、キャノン(東証一部、電気機器=7751、百株)

 カメラ映像機器工業工業会は、今月12日に、デジカメの2006年世界出荷台数予想を前年比12.7%増の7297万台に引上げた(当初予想は前年比4%増の6734万台)。高機能化の進展により、買い替え需要が高まっているためだ。世界シェアトップであるキャノンでも、コンパクトタイプの高機能デジカメを4機種、10月上旬から順次発売すると発表した。

 また、一眼レフなども好調で、年間の販売台数(今期)は2000万台に乗せる見通しだ。

 カラーネットワーク複合機やレーザ―ビームプリンターも好調に推移している模様。生産革新活動・調達革新活動の成果、販売管理費も削減し、通期の収益は会社計画を上回りそうだ。

 また、足元の為替の円安傾向もキャノンの追い風となりそうである。会社の下期前提は、1ドル114円、1ユーロ143円である。1円の円安による営業利益増益額は、対ドルで42億円、対ユーロで28億円になり、円安傾向が続けば、さらなる上ブレの可能性もある。



[キャノン株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
04.12 3,467,853 543,793 552,116 343,344 387.80
04.12 3,754,191 583,043 612,004 384,096 432.94
06.12予想 4,140,000 700,000 710,000 445,000 333.70

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
04.12 2,278,374 383,284 396,250 249,251 281.30 65.00
05.12 2,481,481 416,517 440,711 289,294 325.83 100.00
06.12予想 2,700,000 498,000 505,000 318,500 238.90 100.00

 本日二番目は、藤田観光(東証一部、サービス=9722、千株)

 藤田観光の2006年12月期は、ブライダル&バンケット事業(婚礼・宴会)が体質改善による利益拡大、ワシントンホテル事業が稼働率上昇や札幌・銀座の開業効果による利益増で、5割強の経常増益が予想される。しかし、事業構造改革が未だ不十分で、次期中期計画の骨子を今回発表した次第。

 藤田観光は2009年12月期の経常利益70億円、ROA7%、有利子負債残高350億円(今上期は452億円)が数値目標。その数値目標達成のために、選択と集中による高収益体質へ、営業・運営強化、資本関係を含めたアライアンスの構築に挑戦する。具体的には、婚礼・宴会事業の組織再編、営業力の強化、目白所有地の最大活用(椿山荘の改装や建て替え、フォーシーズンの再生)、ワシントンホテルの大規模改装、および大都市への着実な出店、リゾート事業では箱根への投資を行い、来期から3年間で160億円の投資を計画している。


[藤田観光株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
04.12 71,629 4,822 4,083 1,421 11.74
05.12 68,858 3,088 2,604 -7,600 -65.57
06.12予想 70,700 3,850 3,950 4,500 36.90

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
04.12 51,094 4,675 4,249 688 5.76 5.00
05.12 48,597 2,731 2,516 -8,213 -70.49 0.00
06.12予想 50,900 3,900 3,900 3,600 29.50 5.00

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