(平成15年12月1日)
今回は国内絶好調の日清食品(東証一部、食品=2897、千株)に注目する。
通期見通しは、営業利益16.7%減、経常利益14.6%減だが、これは退職給付費用53億円を処理する影響によるものだ。そのため、来期は増益幅がより大きくなる。
国内はかなり好調だ。「日清具多」の好調持続、「カープヌードルしお」のヒット、「チキンラーメン」のリニューアル効果などが加わり、国内の中間期売上は4%増。
即席麺業界はデフレによる競争激化・価格低下に苦しんできたが、各社の高付加価値戦略、値戻しなどによって環境は好転し、また販売管理費の削減効果も出ている。
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[日清食品株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.03 |
308,462 |
24,816 |
29,993 |
11,936 |
93.9 |
03.03 |
315,279 |
26,400 |
28,676 |
14,422 |
115.7 |
04.03予想 |
325,000 |
22,000 |
24,500 |
13,500 |
105.9 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
250,977 |
21,951 |
25,854 |
10,052 |
79.1 |
30.0 |
03.03 |
257,628 |
23,409 |
25,445 |
12,439 |
99.7 |
30.0 |
04.03予想 |
262,000 |
- |
21,000 |
12,000 |
94.1 |
0.0 |
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次は、半導体関連の伸びが追い風となっている安川電機(東証一部、電気機器=6506、千株)。
中間期の売上高は会社計画1,080億円に対して1,171億円(前年比19.6%増)、営業利益は同計画2億円に対して19億円(同29億円の赤字)となった。
自動車関連業界や液晶業界向けロボットが好調だったほか、ACサーボモータ、インバータも回復基調。
液晶ガラス搬送用ロボットが好調のほか、不安定だった半導体製造装置向け製品が予想以上に回復している模様であり、通期会社計画の売上高2,500億円、経常利益120億円を上回る可能性が高くなっている。
10月の受注は前年比3割増と拡大。足元の受注は来期に売上計上する部分も多く、来期の経常利益は150億円超(EPSは35円超)へ。 |
[安川電機株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
02.03 |
222,707 |
▼3,727 |
▼6,009 |
▼12,657 |
- |
03.03 |
226,143 |
6,308 |
4,008 |
▼2,524 |
- |
04.03予想 |
255,000 |
13,000 |
12,000 |
6,000 |
25.5 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
113,474 |
▼8,563 |
▼5,843 |
▼10,323 |
- |
- |
03.03 |
126,561 |
10 |
3,791 |
670 |
2.9 |
- |
04.03予想 |
149,000 |
- |
6,000 |
2,200 |
9.5 |
- |
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野村の証券用語解説集
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