(平成15年12月8日)
今回は、再上方修正を期待してトミー(東証一部、その他製造=7867)。
今中間期は、マイクロペットシリーズやディズニー商材の好調で14.5%の増収。また、緊急事業再生計画によるコスト削減が奏功し、営業利益は前年比約10倍の38億4千万円となった。
会社側では、下期はクリスマス商戦を含め市場環境は厳しいとし、売上は前年並みを見込んでいるうえ、マーケティング投資や研究開発費の増加で利益の伸びは抑えられると計画している。
しかし、定番商品が堅調なほかディズニー関連の好調やゲームソフトの人気タイトルの投入などをみると、上方修正の可能性がある。
また、同社は海外展開を強化し、現在30億円の北米での売上高を3、4年後には100億円にまで引き上げるほか、中国に本格参入。来期は上海オフィスを開設予定。 |
[トミー株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.03 |
64,439 |
▼940 |
▼1,367 |
▼1,600 |
- |
03.03 |
73,776 |
1,154 |
162 |
▼1,387 |
- |
04.03予想 |
78,000 |
- |
4,500 |
2,400 |
117.5 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
39,311 |
▼1,263 |
▼644 |
▼861 |
- |
- |
03.03 |
41,988 |
▼1,464 |
▼1,371 |
▼3,399 |
- |
- |
04.03予想 |
42,000 |
- |
2,500 |
1,400 |
68.6 |
5.0 |
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本日の次の銘柄は、非衣料・非繊維を推進しているセーレン(大証一部、3569)。
今中間期は営業利益が71.2%、経常利益が121%増と大幅な増益原価低減活動による合理化効果にくわえて、オートモーティブ(自動車内装事業)とエレクトロニクス事業が好調のためだ。
円高など外部環境が不透明なことから、通期予想を変えていないが、10月は過去最高益水準、11月も同様な状態と下期に入っても順調であり、早晩、上方修正される可能性が高い。
同社の収益が好調の背景として、構造改革による新市場の開発(非繊維、非衣料)およびグローバル化を進めた点にある。
導電性繊維「プラット」がPDPスクリーン、パソコンのガスケット材などの用途向けに伸びているほか、エアバッグ、自動車のシート材も好調。
なお、繊維事業の「ビスコテックス」はようやくアパレルメーカーに見直されている。 |
[セーレン株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
02.03 |
59,386 |
2,188 |
2,224 |
204 |
3.5 |
03.03 |
63,104 |
2,394 |
2,101 |
▼865 |
- |
04.03予想 |
68,000 |
- |
3,700 |
1,100 |
19.0 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
55,002 |
1,753 |
1,875 |
175 |
3.0 |
5.0 |
03.03 |
57,853 |
2,675 |
2,870 |
226 |
3.9 |
5.0 |
04.03予想 |
60,000 |
- |
3,500 |
1,100 |
19.0 |
5.0 |
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