八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2003年12月16日

(平成15年12月15日)


 本日は、無線LAN事業へ進出するメルコ(東証一部、電気機器=6676)


 同社はパソコン周辺機器大手で、バッファロー(旧メルコ)とメルコHDは10月に株式交換によりバッファローを100%子会社とする持株会社体制へ移行した。


 今中間期は、USBフラッシュメモリの急拡大でメモリ事業が実質前年比4割増、PCのTV利用急増で外付HDD、DVDライターが伸びストレージ事業が同35.9%増と好調。


 今後はネットワーク家電の無線LAN事業への進出に注目する。


 誰でも簡単に家電の接続・設定が可能となる無線LAN「AOSシステム」を開発。大手メーカーとのアライアンス(既に好感触を得ている模様)により、2006年度にモジュール販売だけで300億円、関連商品含め500億円の売上を見込み、新たな事業の柱に育てる考えだ。

[メルコホールディングス株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
02.03 69,967 655 832 869 32.4
03.03 87,482 3,931 4,081 1,868 68.4
04.03予想 94,500 4,100 4,100 2,000 76.5

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.03 82,635 3,841 3,926 2,076 76.2 14.0
04.03予想 92,000 - 4,300 2,200 84.2 19.0記念配当
 次の銘柄は、相当な合理化効果をおこなっている住友大阪セメント(東証一部、窯業=5232)


 同社は、国内出荷量で太平洋セメント、宇部三菱セメントに次いでシェア第3位。


 今中間期の営業利益は90%の大幅な増益となったが、通期ベースでも34%の増益を見込む。


 上期の国内セメント需要は前年比7%の減少となったが、トン当たり30円から40円の値上げが通った。当初の値上げ目標は50円だが、下期に入ってそれが可能な環境にあろう。


 一方で、合理化効果は上期に約23億円、通期では60億円にものぼり、利益を押し上げそうだ。


 また、ナノテクを使ったプラズマテレビ用の反射防止、帯電防止用機能性フィルムが、サムスンSDIやLG電子といった韓国メーカー向けに拡大しそうだ。
[住友大阪セメント株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
02.03 210,759 10,858 6,855 1,465 3.4
03.03 194,679 9,684 5,319 ▼4,342 -
04.03予想 182,000 - 10,200 4,400 10.3
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.03 134,387 7,975 4,771 ▼4,624 - 3.0
04.03予想 127,500 - 8,600 2,850 6.7 4.0

infoseek 株価サービス
野村の証券用語解説集
※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

↑ページトップに戻る↑

↑前号へ↑
八丁堀克美の株式勉強会 http://8katsumi.sakura.ne.jp//
otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp
copyright:Hacchobori Katsumi
since 1997