【続ズバリ株】
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中・長期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
最終更新日:２００５年４月１９日
| （平成１７年４月１８日） 本日はオリエンタルランド（東証一部、サービス＝４６６１、百株）。 オリエンタルランドは、サーカスやショーで人気のあるカナダの劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」社と米「ディズニー」社は、東京ディズニーリゾート内に劇団の専用常設劇場を開設することを発表。 同劇団は、「アレグリア」、「サルティンバンコ」等のショーで知られ（日本では現在、「アレグリア２」が公演中）、ラスベガスなどの５ヶ所で常設劇場を所有するが、北米以外では初めてだ。２００８年度開業予定、客席数約２０００、公演日数は年間２００日強程度、年間予想来場者６０万人以外、詳細は開示されていないが、イクスピアリ内の駐車場に劇場を開設し、オリジナルショーを上演する計画。 ショービジネスの収益力やコンテンツとしての価値は日本ではあまり評価されていないようだが、東京ディズニーリゾートとしての位置づけを考えると、開設効果（劇場開設による直接的な収益インパクトはオリエンタルランドの売上、利益規模から見てそれほど大きくない）は案外、大きなものとなりそうだ。「東京ディズニーランド」・「東京ディズニーシー」のテーマパーク、イクスピアリの商業施設、滞在施設のホテルに加えて、「ショー」というコンテンツが加わる相乗効果（ゲストの集客機会、滞在期間等）である。 なお、オリエンタルランドの決算発表予定は５月９日。２００４年度の２パークの入園者数は、２前年度の反動（ディズニーランド２０周年イベント）、天候不順等５，０２１千人（前年比９８．２％）と期初見通しの２５，２００千人を下回ったが、健闘したと判断する。 ２００５年３月期の業績は減収・減益となりそうだ。しかし、２００６年３月期は、７月にディズニーシーに大型アトラクションが加わるほか、諸施策（説明会後報告予定）でゲスト数の増加が期待され、増益幅は大きくなると思われる。 権利落ち及び相場全体の地合悪化で株価は下落歩調、押し目買い好機が近づいた。 |
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[オリエンタルランド株価詳報]  |
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| 本日二番目の銘柄は、東京急行電鉄（東証一部、陸運＝９００５、１株）。 東京急行電鉄は、２００５年３月までの５年間で最優先課題である「健全性の回復」の目処を果たした。 東京急行電鉄は、グループ会社数を９９年３月期の４９３社から３０２社へ減らし再編を積極化、東急ホテル、東急ストア、東急百貨店、東急車輛、伊豆急の完全子会社化や東急建設を分割。 また、東京急行電鉄は、グループガバナンス体制整備、減損対応、有利子負債削減（９９年３月期比１兆２，５００億円減少）、ＲＯＥは１６．５％となる見込みだ。 東京急行電鉄は、５年間の成果を踏まえ、２００６年３月期から２００８年３月期までの３年間の中期計画を策定、成長戦略の推進」に取り組む方針。 具体的には、目黒線（目黒〜洗足）の立体化、東横線複々線化（武蔵小杉〜日吉）、バリアフリー化、二子玉川東地区再開発、渋谷駅周辺の大規模開発（新渋谷駅開業、文化会館跡地再開発等）、東急ポイントカード導入などによるリテール関連事業の推進など。東急線沿線での事業連携で需要の喚起を図り、消費の流入・獲得でグループ成長を目指す。 東京急行電鉄の最終期の２００８年３月期の数値目標は、売上高１兆５，２００億円（２００５年３月期予；１兆４００億円）、営業利益７６０億円（同７２０億円）、純利益３９０億円（同２８５億円）、有利子負債１兆１，２００億円（同１兆２，６６０億円）、株主資本比率１３．２％（同８．４％）。 |
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[東京急行電鉄株価詳報] |
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