【続ズバリ株】
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中・長期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
最終更新日:２００５年５月１７日
| （平成１７年５月１６日） 本日はキャノン（東証一部、電気機器＝７７５１、百株）に注目する。 キャノンの第１四半期の売上高は前年比５．７％増、営業利益は同７．３％増と増収・増益、当初計画をも上回った。 また、ＬＢＰがカラーで前年比３７％増、モノクロで同２９％増、カラー複写機が同１１％増、デジタルカメラが同２１％増と伸びたのにくわえ、為替の円安傾向（１ドル１．５８円、１ユーロ２．０４円の円安）もあり、価格低下および原材料価格の高騰等をカバーした。 キャノンは、通期では当初計画より売上高で２００億円、営業利益で１１０億円の上方修正だが、第１四半期の上ブレ分をほぼ上乗せしたに過ぎない。なお、キャノンは通期の為替前提を１ドル１０４．９０円、１ユーロ１３５．４４円と若干の円安に修正した。 また、キャノンはコスト削減効果は当初の計画８００億円から７００億円に修正したものの、販売管理費の削減でカバーする方針だ。 足元ではモノクロ複写機、インクジェットプリンターやデジカメの伸びが鈍化懸念はあるものの、ＬＢＰのカラーへの買い替え需要増加、中国、ロシア等の新たな成長市場での伸び、利益率の高い消耗品比率アップなどから、成長は続くと思われる。 なお、キャノンの強みは、主力事業の世界ＮＯ１シェア、新製品および新事業を創出する研究開発力・技術力、コストダウンへの継続的な取り組み、強靭な財務体質である。 |
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[キャノン株価詳報]  |
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| 本日二番目は、バンダイビジュアル（東証二部、情報・通信・ガス＝４３２５、１株）。 早い時期での上方修正期待。映像パッケージソフト事業は前期に劇場公開された『誰も知らない』や『機動戦士ガンダム』シリーズ最新作『機動戦士ガンダムＳＥＥＤ ＤＥＳＴＩＮＹ』が好調なスタートを切っているほか、大友克洋監督作品『スチームボーイ』やＴＶアニメ『ああっ女神さまっ』などによる売上増が見込まれる。 さらに、レンタル用ＤＶＤのラインナップ拡充により、ビデオレンタル店での置き換え需要を狙う。 一方、ライセンス事業では作品ラインナップにより劇場配収の大幅減少を見込むが、５月に劇場公開される『機動戦士Ｚガンダム〜星を継ぐ者』や夏休み公開予定の『亡国のイージス』、秋公開予定の北野武監督の最新作などにより上ぶれ余地があろう。 テレビ放映ではロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』や携帯配信小説と連動するアニメ『絶対少年』などが注目される。利益面でもＤＶＤの量産効果によるコストダウンや映像製作投資の効率化で前期並みの利益率を確保しそうだ。 なお、バンダイとナムコの統合はバンダイビジュアルにとっても映像コンテンツの多メディア展開や利用範囲の拡大などで大きなメリットが生じよう。 |
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[バンダイビジュアル株価詳報] |
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